憶えておくべきこと
- 99 ここは跡地です
2007-09-01 [Sat] 違法に盗撮・盗聴された音や映像は裁判の証拠としては使えません [長年日記] この日を編集
_ [近況] 今日は朝から本当に欝です
今週の電脳コイルは総集編でしたが、やっと本来の土曜日が帰ってきた、そんな予感と期待を抱かせてくれるに十分なものでした。それにしてもアキラは小4にして色々なものに目覚めすぎだろ……優しい女の人は兎も角として、勇ましい女の人やむ、胸の大きな女の人はその頃の年じゃ分からないと思うのですよ。もっとも広大なネットの情報に幼くから触れていれば、マセガキが量産されてしまうのも道理のような気もしますが。それにしてもやっぱ制服姿のオバちゃんはコスプレにしか見えない。
そして今までモブだった富竹*1が本編に姿を現し、話は欝ですな方向に流れていきそうな予感。個人的にはヤサコがいつ黒覚醒するかに興味がありますよ、ひひひ。
*1 猫目という通称はあるが、どうみても富竹。
_ [アニメ] 「電脳コイル」で遊んでみよう。妄想電脳コイル談話 中盤戦(13話+総集編まで)
鋭い意見と妄想の入り混じった、素敵な考察でありました。私の周りにはコイルでこれほどの濃い話のできる知り合いがいないので、羨ましい限りでありますよ。
_ [ゲーム] 9月のWiiバーチャルコンソールのラインナップに『ランドストーカー 皇帝の財宝』が!
ランドストーカー! メガドライブ発ゲームで最高傑作の一つじゃないですか! このゲームについて語らせると、一時間でも二時間でも、半日でも一日でも語ってみせる自信があるぜ!
というか待ってた、マジ待ってた。以前にも同じことを言いましたが、Wiiを買うならVCでこのソフトが出たときと決めてたくらいに待ってました。ゲームアーカイブスで学怖Sが配信されることを知ったときちらと食指が動きましたけれど、Sは手元にあるから別に他方向から手に入れる必要はなし、これで一気にWii側に傾きました。
Wiiを持っている人は配信が始まったらやってみるが良いのです。操作に慣れるまでが結構大変ですけれど、それを乗り越えて余りある楽しさが詰まっているはずですから。
2007-09-03 [Mon] [長年日記] この日を編集
_ [近況] ゆえあって
というよりほぼ専らではありますが、Amazon書影を出そうとすると500エラーが出てしまう現象からどうも回復できそうにありません。その他、細かい動作の不具合も目に付いてきたので、今週末辺りにtDiaryの最新版をクリーンインストールしてみます。1.5系からずっと上書きを重ねてきた歪みがどこかで出てきたのかもしれませんし。どこか、という曖昧な区分でしか事象の切り分けができないのが甚だ不本意ではありますが、紅玉使いとしての能力はそこまで高くないのでしょうがない。
これで治らなかったらデータもクリーンにして、これまでに更新したものはリードオンリィとして別フォルダにきって保存することになるかと思います。ここまでやれば問題ないだろうと信じたいです。
先月分に読んだ本の感想が一向に行進されないのも一部は上の理由(多くの理由は東方の最新作や、冬の祭典の準備なのですが)によります。が、取り敢えずは書影なしでエントリを切ってちょくちょく上げていくことにします。
――。
さて月があらたになったので心機一転、よしと読み始めたのが南條範夫『駿河城御前試合』でした。理由はといえば――Amazonギフト券が発行されたので、無料だから何でも好き勝手に本を勧めてくださいと募り、最も早く手の上がったのがこの作品だったからなのでした。でもシグルイの原作ということで興味は持っていたので、割と結構な渡りに船というやつでして、早速さくさく読み始めています。現在五本目、つまり午前中までの仕合が終了したところまで読みましたが、仔細をばっさり切った無骨な語りと凄絶な仕合とが実に格好良いです。特に妄念相極まった感のある『被虐の受太刀』がもうアレ過ぎた。
こういう潔い書き方もあるのかと感心するものの、エピソードを短い物語に詰め込み、ばっさりと語って見せる手法は、よく考えてみるとバラードが提唱したコンデンスドノベルという作法とよく似ている気がします。
2007-09-04 [Tue] [長年日記] この日を編集
_ [近況] 日常は早い段階でいきなり仕掛けてくる
自転車に乗ってさあ出かけようと思った矢先、石を踏んじゃいましてね。その、空気が一気に抜けちゃったんですよ、はは、は……。
今日は朝から本当に鬱です。
――。
例の御前試合はあと一話を残して全て読み終えました。本当に酷い話ばっか(もちろん非常なる褒め言葉)ですね。特に『身替り試合』の親子交えての壮絶なすれ違いが……嗚呼。
――。
昨夜とうとうヤンデレ大全を買ってしまったのですが、そのときのアニメイト女性店員の、まるで生物(なまごみ)を見るような軽蔑しきった目が忘れられません。客にそんな態度取って良いのかよっ、と俄かに傷つくものを覚えましたけれど、後からよくよく考えると至極、正しい反応だったように思われます。実はちょっとだけこ……げふんげふん!
結構、牽強付会にも程がある! な内容は多かったのですけれど、仮面の男さんの中にある心の中のどす黒い何かは非常にお喜びで在らせられました。もっと色々ヤればいいと思います!
カチュアねーちんに対して割かれた誌面が少ないのは少し不満なんですけど、でも物凄い的確でした。私のカチュアに対する見方も概ねあんな感じ。一つライタの人が勘違い(知った上で書いてるのかもしれませんが)しているなあと思ったのは、デニムの出奔はローディスの動向を窺うためであって、ゼノビアは彼を支援する立場にあるんですよ、第七部終了時点では。だからもし軍隊で乗り込んでいくんなら、それはローディスに対して……というか第八部ではきっと、デニムの危機に女王様は彼への愛を高らかに奏でながらノリノリで出てくる、そう思っていたんですよ。
思って、いた、んですよ…………。
かゆ、
う……。
――追記: 25:04。
不満を一つ思い出した!
ラノベ発のヤンデレなら、タマラセの亘理一花を入れて欲しかった。
2007-09-05 [Wed] [長年日記] この日を編集
_ [近況] 今日は朝から本当に欝です
実をいうとそんなことはないのでしたけれど、気に入ったので特に意味もなく使ってみました。この科白は割と楽に気軽に使えるから良いですよね。
本当はヤンデレ大全にあった『この世の50.78%は(略』を、とても、物凄く、いつかなるべく早く、どこか現実のこの世界で使ってみたいのですけれど、その使い道をどうも思いつきません。以前にいつか使うと宣言していた『土下座する生き物に変えてやる!』のフレーズも未だ未使用のままですし、まこと物語の強烈な科白というのは、現実にはそぐわずまた、使い処がないものでありますよ。
――。
『駿河城御前試合』[南條範夫/徳間文庫]――読み終えました。最後の試合はその前段階から本番に至るまで徹底的なジェノサイドぶりだったのですが、最後に待ち受けていた話は更に強烈でした。微かに残された光の、最後の一片まで断ち尽してしまう凄絶さ。読み終えて漏れるのは、重い溜息のみですよ。
でも、これは抜群に面白かったです。剣劇といっても血肉沸き踊る大立ち回りというわけではなく、剣と情に翻弄される達人剣士たちの陰惨な業が記されたものであり、決して心愉快になれるものではありませんが、ギリギリまで削ぎ落とされた文章や展開の中に、ぎっしりと詰め込まれた修羅と葛藤の凄まじさ、おぞましさ、浅ましさにぐいと惹き込まれずにはいられない。賞味500ページ強の短編集ですが、その何倍もの物語を浴びたかのような気持ちになること必定です。精神状態のあまり良くないときに読むのはお勧めしませんが、人気漫画の原作であることを抜きにしても、一読の価値は十二分にあります。
_ [ネタ] 「大合奏!バンドブラザーズ」のランドストーカー
http://www.nicovideo.jp/watch/sm257451
ランドストーカー、Wii配信記念、第一弾――といっても第二弾があるかは全く不明ですが。確か後半のフィールド曲でしたでしょうか、原曲再現度の高さにはただただ感服するのみです。
2007-09-06 [Thu] [長年日記] この日を編集
_ [近況] 二の秘剣、クリーンインストール!
週末と書いたけど時間ができたので、さくっとやった。そうしたらAmazonの書影がしれっと普通に表示されるようになりました。やはりアップデートの積み重ねで、動作の一部に歪みが出ていたようです。原因が分からないのは怖いけど、これで大丈夫だろう、うん。一部スタイルがずれている辺りはまた追々直していきます。
_ [近況] 颶風
大型っぽいそれが関東圏を縦に貫こうと、遅々とした速度で迫ってきている最寄です。耳を済ませると轟々という音がはっきりと聞き取れるほど。こんなときクローズドサークル系のミステリを読むと、雰囲気が出て良いかもしれません。私はアーヴィングの短編集を読んでいるので、できないのですが。アーヴィングといえば長編一辺倒というイメージがあるのですけれど、どんなものやら。
これを読んで、文学少女の新刊を読んで、それから複数の人に読んどいた方がいいぜと言われている、エルリックサーガに突貫していこうと思います。
――。
前にツッコミがあってから今日までまる一ヶ月、何も書き込みがありません。まあ半停滞モードのだらだらした日記だからそんなものか。日記の調子が悪いのを理由に、書いておきたいことをいくつもほったらかしている気がする。何とかせねば。
_ [感想] 『くみちょ! 組長は小学4年生』[白川晶/スーパーダッシュ文庫]
Amazonプラグインの機能が戻って最初にあげる感想がそれか! と非難轟々のむきもあるやもしれませぬが、読んでしまったものは仕方がない。
主人公が、借金のかたに、小学四年生の、いかにもCV釘宮理恵な、やくざの組長に買われる話――と、これだけの説明でおそらく大方の人にはピンと来るものがあるやもしれません。それ正解。
心当たりがあり、その心当たりを楽しめる人であれば、本書を読んでにやにやごろごろできることでしょう。正直それ以外の人には勧める気にはなりません。他のサイトでも書かれていたのですけれど、作者はロリの使い方も、幼馴染の使い方も甘いのですよ。特に前者。
話的にも甘い花を書きたいのか、花に潜まれた棘を書きたいのかいまいちはっきりとしない。200ページくらいの短さならファンタジィにとことん徹するか、甘い生活の中に苦さを散りばめた話にするか、もっとどっちか一つに絞ったほうが、筋が通って良かった気がします。
2007-09-07 [Fri] [長年日記] この日を編集
_ [漫画] 『今日の早川さん』[coco/早川書房]
思い当たる節が有り過ぎる……同時に買ってきた『らき☆すた』最新刊のあるある感もなかなかのものだけれど、読書好きである私にとってこのあるある感は少し他に比するものを知りません。
この作品が私にとって面白いのは、決して読書好き同士、仲が良いとは限らないということを色々なパターンを交えて面白おかしく書いていること。
そうなんです! 『本当に読書が趣味』な他人は、読書が趣味の自分にとっては往々として敵である場合が多いんですよ。特にジャンルの違うところを主戦場にしている人たちとは、仲の良い知り合いでも容易に強い確執が生まれ、平気で戦いになります。概ねビブリオマニアほど互いをしょっちゅうディスり合ってる人種はいないぜ。
しかしあらゆる確執の火種をくすぶらせながら、一方では本好き同士ってやっぱり仲がよくもある。お互いを否定しあい、省みることなくわが道を行きながら、俺たち同類項だよね、としばしば確認しあうことを、欠かすことができないのです。ネットで各々の意見や感想を相互鑑賞できるようになってからは尚更のこと。凡そビブリオマニア同士ほど腐れ縁になる確率の高い関係はないと個人的には思っています。
元ネタについては私が色々語るより海燕さんの宣伝エントリを見たほうが早いので、そちらを参照のこと。
既出以外だと、101ページのネタって。
これかな。ちょうど同じようなシーンを作中に見かけました。他にもまだ探せばあるかもしれないので、もう少し探してみようと思います。
本読み――特に読書に趣味使用時間の大半を費やしている筋金入りの人には是非読んで欲しい一冊です。多分、とても他人とは思えません。
2007-09-10 [Mon] さよならのない国 [長年日記] この日を編集
_ [近況] 自信がない
よく考えると私も、どんな本を読むのですかと訊かれても、咄嗟に答えられる自信がないので、直近に読んだ本で練習してみることにしました。
――
相手「最近、どんな本を読んでますか?」
『えっと、一番最近に読んだのは野村美月の「文学少女と慟哭の巡礼者」という本ですね」
相手「ふぅん、なんか堅そうな本だけど、どんな内容なの?」
『人の書いた物語をぱくぱく食べる天野遠子という妖怪が、謎を追ったり謎を解いたりする話です』
相手「……それはひょっとして(AA略」
――
ダメだ!!
ワンパス! その前に読んだ本を勧めることにしよう。
――
相手「最近、どんな本を読んでますか?」
『えっと、野む……じゃない、浦賀和宏の「堕ちた天使と金色の悪魔」という作品を読みました』
相手「ほぅ、なかなか怖そうな題名だけど、どんな話なの?」
『それはですね、超絶非モテの男子高校生で八木という少年が、世への恨みつらみのついでに、事件を解決したり、妄想を爆発させたり、力に覚醒して天下無敵の一代男になったりする話ですよ』
相手「きみという人間がよく分からなくなったよ……」
――。
Take3でおk。
――。
相手「君は見るからにオタっぽいから、絵つきの冥土さんの出てくる小説とか読んでるんじゃないの?」
『(動揺を抑えつつ)そんなことはないですよ。最近読んだのだって、ジョン・アーヴィングっていう、米国で有名な文学作家の『ピギー・スニードを救う話』って短編集ですよ』
相手「ジョン・アーヴィング……聞いたことないなあ」
『(苛々を我慢しながら)えっと、映画で「サイダー・ハウス・ルール」とか「サイモン・バーチ」って少し前にやってたでしょう? その原作の人ですよ』
相手「いや、そんなマイナーなのは分からないな」
――。
ダメ、ここで私切れるわ。確定。
素材は良いけど、ここは涙を堪えて次へ。
――。
相手「最(ry」
『白川晶の「くみちょ!」って小説を読みました。えっと……十歳のロリ組長やコスプレ大好きの幼馴染といちゃいちゃしたりお風呂に入ったりする話です、ひゃっほぅ!!』
――。
―。
社会的地位が終わってしまう……。
2007-09-12 [Wed] [長年日記] この日を編集
_ [近況] 空気と星
帰り際、良い眼鏡娘に遭遇して、俄かに気力が高いです。
――。
遠子先輩のカワユス加減を十分に堪能したので、ファンタジィ語るならこれは読んでおいたほうが良いと言われた<黒の剣の年代記>シリーズに手をつけ始めました。
表題作は読んだのだけれど、エルリックは良い――とは言えないけれど少なくとも思慮のある主君なのに、そのせいで結果的にKY上司化していて親族にまで疎まれていて、それが元で散々な目にあわされてカワイソスでした。君臨するって難しいよね。あとエルリックはキャシャリンを想像して、薬で高揚している場面とかで思い出して、その、困ってしまうんだ。
続けて薬切れでいきなり死に掛かっている場面が初っ端からトばしている『真珠の砦』を読むとしましょう。
_ [感想] 『ピギー・スニードを救う話』[ジョン・アーヴィング/新潮文庫]
私は、アーヴィングは長編の作家だと思っています。読んだのが長編ばかりというのもありますが、ほぼ全ての作品に共通して、短いエピソードを積み重ね、その帰結としてカタルシスとは言い難いけれど、深い余韻の残る物語を紡いでいる、という印象を受けたからです。
おおよそのところその予想は当たっていて、基本は積み重ねられるべきエピソードから一部分を抜き出してきたような、小噺としては良くできているけれど残るものはあまりない(インテリア空間は随所に控えめなユーモアの散りばめられた楽しい話ではありましたが、パンチ力は足りなかったように思えます)話ばかりだったのですが、表題作の『ピギー・スニードを救う話』、これだけは別格でした。
約20ページと本著の中で最も短い話ですが、物語を作るとはどういうことか、そしてその深い業について、陰鬱なエピソードを基に描き得た傑作です。救う話にて陰鬱とはこれ如何に? と言われそうですが、少しでも興味を持ったなら読んでみてください。特に『物語を創る』ことに強い関心を持っている方に読んでもらいたい一編です。
_ [感想] 『堕ちた天使と金色の悪魔』[浦賀和宏/講談社ノベルス]
前々巻でGENKAI☆TOPPAした八木剛士が、ようやくボクたちの元に帰ってきた! ということで今巻は八木が視点人物に復帰ということで、最初からわくわくさんでしたよ。
序盤のリベリオンやホーリーランドもかくや、と言わんばかりの薀蓄展開には噴き出しつつ本格的な新展開かと胸を躍らせたのですが、そこから先はいつもと同じ負の心理世界が縦横無尽に繰り広げられていました。力を完全に意中のものにした以外はやっていることは大体一緒です。揺るがぬ自信を得たかと思えば簡単に感化され、妄想した側から現実に叩きのめされの繰り返し。まるで成長していないのAAはどこだ、と叫びたくなること頻りでした。
まあその間に結構やることはやっちゃってるので、最初に比べたら成長しているとは言えるのですが。更に一歩限界を超え、伊藤誠的性能まで手に入れ始めたというところで、衝撃的な幕引き。
冷静に考えてみると話の展開はほとんど進んでいなかったのですが、八木の一挙手一投足にニヤニヤしたりハラハラしたりで、楽しく読めました。月並みですが、次巻も楽しみです。
――。
しかし南部! 何やってるんだよ! 流石にその発想はなかったわ!
あと坂本ハルが急に長門化して噴いた。純菜とマリアの元々の立ち位置があれだし、南部を古泉的ポジションに行かせようとしている点といい、浦賀先生はやはり以前、ハルヒと比べられたことをめちゃめちゃ根に持ってるんじゃないかという気がしてならなくなってきた。
_ [ゲーム] 【調子にのんな】普通にフェイの最終問題をやってみる【てめぇ】
http://www.nicovideo.jp/mylist/90374/2304725
全11ファイルからなる、SFC版シレン『フェイの最終問題』のプレイ動画集です。
兎に角、中盤にかけての引きの良さは異常。最終問題のくせにプレイに緊張感の欠片もないですが、分裂の壷や合成の壷、各種杖類がこんなに潤沢に出れば、さもありなんですよ。
2007-09-14 [Fri] [長年日記] この日を編集
_ [感想] 『家族八景』[筒井康隆/新潮文庫]
恐るべき今更というか何というか、筒井康隆の『家族八景』を読んでしまったのだった。
凄まじい小説だった。所謂テレパシストのマイナスの面をテーマにした作品なのですが、同じテーマでもNIGHT HEADの霧原直也は負の妄念を自らの側に呼び込み、その陰惨さに怯えるだけだったが、この小説の主人公である火田七瀬は名前の通り、火中の栗を敢えて拾いに行くので、加速度的に徹底的に酷いことになってまあ……特に『紅蓮菩薩』と『亡母渇仰』の二編がきつかった。主人公の名前と絡んでいるからかもしれませんが、火がモチーフになると陰惨が青天井を越えて本当、背筋がぞっとするほどでした。
今までツツーイの小説は『ロートレック荘事件』と『時をかける少女』しか読んでなかったので、こんな負のオーラは予想していなくて、激しい直撃を食らったのだった。
食らったのだった……。
遍く名を高く轟かせているということは、決して侮ってはいけないのだと覚えました。がくがくぶるぶる。
2007-09-18 [Tue] ツポビラウスキー症候群 [長年日記] この日を編集
_ [近況] 闇を殺す方法
三連休を土曜日飲み会、日月引きこもりと、実にゆとり的な過ごし方をしました、仮面の男です。本当は新約のアレを観にいこうと思ったのだけれど、土曜日の飲み会でスクリーンのでっかい映画館で観られるところないと聞いたところ、仕事帰りに観にいくが一番手間がかからなくて吉だということが分かったので、明日のレイトショウを使って鑑賞することにしました。
――。
何となく裏白蛇な気分になって、一桁台の階層で弾かれながら潜っていると、店の中に有用なアイテム+店の中に落とし穴のコンボが二度も続き、この引きの良さに鼻から荒い息が吹き出しました、ムフー。
しかし白蛇以上に嫌らしいカンガルー系の出現タイミングや、しろがねマムル、おうごんマムルの対処パターンをいまいち上手く構築できてなかったことが祟りジリ貧となり、最終的に82階でアストラルデビルに闇討ちされてしまいました。くやしいのう、くやしいのう。
でも何とか太刀打ちできるような気がしてきた。もう少し頑張ってみよう。
――。
今はマイクル・コナリー『終結者たち』を上巻まで読み、下巻へ向かおうというところです。
_ [漫画] 『Q.E.D. 証明終了 28』『C.M.B. 森羅博物館の事件目録 6』[加藤元浩/講談社]
同一の世界観であることが明示されなかったロケットマン*1と違い、明確に同一世界の同時代であることが明言されていることから、いつかはやるんじゃないかと言われていた両作品のコラボ企画ですが、存外に早く実現してしまいました。
といっても、お互いの得意な領域で助言を与え合うだけ、後はヒロイン無双*2を除けば、同じ舞台で別々の謎を解いていくという、淡白なコラボレーションでしたが。まあ霧舎某みたく探偵が二人でも本命と道化に分かれているならいざ知らず、どちらも本命ということであればこういう形を取らざるを得ないというのは分かります。クリスティがポアロとマープルを同じ作品に出さなかったのもそういう理由なのでしょう。
ただ短い邂逅の中にも色々とネタは仕込んであって、両作品をずっと追い続けているならば、にやにやしながら読むことができるでしょう。
で、肝心の本編ですが……出来に結構差がありました。
Q.E.D.は本筋、副筋の謎共に上手く作られていたのに対し、C.M.B.の話は終始割とグダグダ感が漂っていた印象を受けました。動機も(ネタバレ注意)『犯人は宗教的な観念の強いサイコでした』というあまり好みじゃないパターンだったので、余計に読後感が白けてしまったのです。といっても『Serial John Doe』は専門に近いためか興味深く読めたので、エジプト神話を知っていればまた別の読後感を得られたかもしれません。あ、森羅が披露したピラミッドに関する推理は非常に面白かったです。本編よりこちらのウンチクのほうが余程楽しめました。
――。
と、これまでメインであるコラボ企画のほうを話題にしましたが、実は二冊の中で一番印象に残ったのはQ.E.D.の後半に掲載されている『人間花火』でした。死に憑かれた花火師の謎を追うホラー分の強い話なのですが、幽霊や得体の知れないものを扱ったミステリにありがちなラストの尻すぼみ感なく、背筋の冷たくなるような雰囲気を最後まで通した佳作でした。人間花火でだけは死にたくないな……。
あと『闇を殺すには名前を与えてやればいいのです』の一文に感じ入るものが色々とありました。本作品では考古学の講義として、妖怪や神様にいかようにして物語が与えられたのかという理由として出てくるのですが、同じようなことがもっと一般的に、物語りに言えることは想像に難くないでしょう。
以前に読んだ『ピギー・スニードを救う話』という短編が、似たようなことを全く別の角度から書いているのですが、物語というのは得体の知れないもの、怖ろしいものに必死で名前をつけ、形作ろうとした結晶であるのだなということを、読み終えてつらつらと考えてしまいました。
2007-09-20 [Thu] リジー・ボーデンの唄 [長年日記] この日を編集
_ [近況] さようなら学園生活
タイトルについてはまあ、察してください。
――。
恥をしのんで告白しますが、仮面の男さんはたまに、志方あきことみとせのりこの声の区別が付きません。自他共にみとせファンを公言しているというのにこの体たらくは流石に頂けない気がしました。
――。
マイクル・コナリー『終結者たち(上・下)』、および筒井康隆『七瀬ふたたび』を読み終えました。
――。
都市伝説によると、Amazonは待ちキューの処理が――なせいか、早めに申し込むよりも、発売日直前に申し込んだほうが、早く到着するものなのだそうです。
――。
にとりの唄を聴いてから、三面のスペル取得率が落ちたような気がするんだ……。
_ [感想] 『終結者たち』[マイクル・コナリー/講談社文庫]
マイクル・コナリーという作家は、米国では間違いなく超一線級の実力と売り上げを兼ね備えた作家でありますが、日本ではこのミスで上位を取ってさえ、有名なのかそうでないのか図りかねる作家でありました。しかしこの度、本作品の初版をもって国内累計100万本を突破したらしいです。後に文庫落ちしたハードカヴァまでフルにカウントするとコナリー作品は約30冊出版されているのですが、単純に割っても数万の部数で、これは長い冬に入りつつある海外ミステリというジャンルのでは、かなり破格な数なわけです。
売れてるのか、そうか……帯からそんなことを算出し安堵してから、肝心の本編に取りかかりました。
本作はクリスティ風に言うならばスリーピング・マーダー・ケース――つまり過去の眠れる犯罪を扱った一編。それゆえ序盤、ボッシュ再配属の緊張感溢れる場面を過ぎると、華々しさはぐっと薄れてしまいます。上巻はほぼ机上と見込みの薄い聞き込みが主となり、下巻もある出来事で事件がぐっと動いてから、やっと分かりやすい盛り上がりが来るくらいで、殺人鬼との追いつ追われつを描いた前作のスピーディさとはほぼ対照的な作品となっています。ただし解説にもある通り、警察小説としての質は非常に高く、さりげない会話の端々に織り込まれた伏線、巧妙なミスディレクションが一気にほどけていくラストのミステリ的カタルシスも素晴らしかった。
いつものパターンではあるのだけれど、この作者はいつもカードを全て机の上に曝け出してから、別の角度から焦点を当てて真相を見せるという手法を取っているため、米国の作家が侵しがちないかにも取ってつけたどんでん返しの鼻につく感じがなく、素直に驚きに浸ることのできるのが良いです。毎度ながら上手い作家だなと唸らされます。
ラストは、シリーズをずっと読んできたものなら感慨深くなるエピソードが描かれ、やるせない事件の結末が開陳され、そして主人公であるボッシュには極めて胡乱で歪な希望が残る。クローサーズとして、死者の代弁者として生きる、という希望が。上司との会話、今回の事件そのものが――だった可能性があるということが示唆されたところからすると、これから先も一筋縄ではいかない気がしますけれど。次の『Echo Park』以降、ボッシュをどのように描き、歩ませていくのか楽しみです。
とまれ、当然のように良作であったのですが、しかしシリーズ11作目となると迂闊に人には勧められないのが辛いところですなあ。
2007-09-21 [Fri] リアルパックマン [長年日記] この日を編集
_ [近況] めっしくわせー
昨日、今日とりんごさん動画を色々漁ってほにゃほにゃ気分です。明日、電脳の街で買いに走ろうと固く心に決めた仮面の男さんなのでありました。めっしくわせー。
――。
パタースン! という気分になったので、ストックから『ダーク・レディ』を取り出して読み始めました。事件の裏に政治的駆け引きが絡み、一筋縄ではいかない雰囲気。しかし作者は野望を持った女性を魅力的に描写するですな。
――。
森見登美彦氏の公式ブログによると今月末に毛深い新刊が出るとのこと。最近とみに発刊速度が順調で、嬉しい限りでありますよ。
2007-09-23 [Sun] [長年日記] この日を編集
_ [近況] 変わらぬ愛を誓いますか
昨日は結婚式に参列してきました。生涯二度目となる体験だったのですが、全体的に厳かさの漂う良い教会婚でした。
私は基督教徒ではありませんが、『健やかなる時も――』のくだりが個人的に非常に好きでして、感じ入ってしまうのでした。実現するかどうかは分かりませんが、私も将来はそう誓っても良いと相手に思われるくらいの、出来た立派な人間にならねばなという気持ちになります。
――。
しかし以前、従兄弟の結婚式でも同じことを感じたのですが、何か記憶の中の教会婚と食い違うなという気がして、その日よくよく考えてみたんですけど、ふと『ああ、新郎新婦が蜜月旅行に旅立っていく場面がないんだ!』と気付きました。日本の場合、結婚後は披露宴であり、主役が立ち去ってしまったらその後が立ち行かなくなるので、そんなことはできるはずもないのですが。
将来、私の知り合いで結婚する人がどれくらいいるか、私は心底その数を図りかねるのですが、もし教会婚をやるなら、缶を一杯つけたオープンカーに乗ってそのままハニームーンに旅立っていくという、正に欧米フランクスタイル的な退場を果たしてくれる勇者が現れてくれると面白いなあという気がしました。
_ [漫画] 銃弾は、剣で断ち割っても命中します
宵越し編の2巻を読みました。
雰囲気を作るのは抜群に上手くて収束で盛大に転倒する竜騎士展開は健在なものの、ラストの盛り上がり方はぐっと来るものがありました。奇を衒っているように思われがちですが、氏はこの手の盛り上げ方にかけては恥ずかしいくらいべったべたにやってくるんですよね。
前半と後半でまるきり話が違ったり、ロジック方面の説得力がほぼ皆無だったりするのは、六番目の小夜子的効果を狙うためにミステリの方法論を使っているのだと知った今になってはしょうがないと諦めることにしました。まあひぐらし解でその手のアンチは大方除かれたので、いまだ彼の作品に触れるものは、その辺りは心得たものばかりでありましょうから、これは釈迦に説法かもしれません。
――
スケッチブックを最新刊まで読みました。実は少し前からじわじわと読み進めていたのです。
久閑さん可愛いなあ。自分はこの手の『ツッコミを容易に許さぬ高い次元でボケをかますキャラクタ』に凄くもだえるものを感じるのです。例えばAirの遠野美凪とか、CLANNADの一ノ瀬ことみとか。同じ四コマで言うと、ぱにぽにに出てくる天野美汐とか、そういう系統ですな。
そういう意味では梶原空も好きなんだけど、彼女の思考はものの感じ方における私の理想系に近い形を取っていて、楽しいけれど嫉妬する部分もあるので心中割と複雑です。
他にも涼風コンビのフリーダム加減や栗原渚の博覧強記加減、ケイトのいかにも突っ込み待ちなネタなど、ゆるーいネタが満載で、その手の雰囲気が好きならば、ごろごろできると思います。
あとこの作品の感想で『あるあると思うことがよくある』ということを述べている人がいますけれど、それは明らかに感性が一般人とずれていると考えるべきです。私は似たようなことをよく人に言ったり聞いたりしていますが、大半は『お前それ、考え過ぎだろ(深読みしすぎだろ)』の一言で切り捨てられてしまいます。世知辛い世の中ですよ。
――。
2007-09-26 [Wed] Z is for Zearth. [長年日記] この日を編集
_ [アニメ] 『ぼくらの』最終回を観ました
いまアニメ界隈での話題といったらボート商法関連で占められていると思うのですが、敢えてアニメ版『ぼくらの』最終回を話題にしてみようと思います。私は空気を読まないことにかけては天下無双ですよ。
――。
視聴、どきどき……。
――。
視聴終了。
――。
これはないわ……。
22話、23話が原作ほどではないにしても、覚悟の物語として割と良質だったので、もしかしたらウルトラCを見せて上手い位置に着地してくれると思っていたら、ロケットで突き抜けていきました。ラストバトルだというのに、驚愕すべき緊張感の無さに全俺が泣いた。ウシロも一所懸命最後の一人を担おうとしているみたいに描こうとしているのだけれど、皆いなくなって後がなくなって、発狂したようにしか見えない。
そしてゲームの終わり、そのままエピローグ、終了。二期になって張った伏線を完膚なきまでスルーし、妙に生温い後味の悪さを残して駆け抜けていきました。
――。
駆け抜けていきました……。
――。
アーガックスの水はどこだ!!
――。
と咄嗟に叫びそうになりましたが、冷静になって考えると悪いところばかりじゃなく、完全に頭の中でなかったことにするのも惜しいなあと考え直しました。
アニメ版について整理整頓してみることにしました。
――。
今から振り返ってみるとアニメ版『ぼくらの』は最初から兎角、話題の多い作品ではありました。未完作品+名作+GONZO=原・作・レ・イ・プという黄金方程式が燦然と黒く輝く中、不安に思った原作ファンは決して少なくなかったでしょう。かくいう私も例外ではありません。
しかし元々の内容のキャッチーさ、デモとして公開された映像とOPテーマのクオリティから評価は徐々に上向いていったように思えます。そして本編は、ロボットや戦闘こそ最初からGONZOクオリティでしたが、動きが出ることによって初めて表現される種類の残酷性(街の崩壊、逃げ惑う人々の悲惨な描写など)が新たに浮き彫りにされており、死に対する無造作感や乾いた異質な描写もなかなかものになっていたように、私には感じられました。
途中、キャラの根幹に関わるような変更があったり、あろうことか監督の『原作嫌いですよサーセンwwww』発言があったりで、その度に批判が吹き出しもしましたが、監督は監督で、嫌いなりに子供たちの覚悟を描き、真摯にその行く末までを撮り収めていました。マキの話まで観終え、とうとう原作最大の残酷さが牙を剥いたとき、私は原作との相違が鼻につくようなことがあっても、それで十把一絡げの全面的な否定を取るまい、と心に誓ったのでした。
そのときは、まさか二週でその誓いが破られてしまうなんて、思いもよりませんでした。
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第二クールに入り、物語は『ぼくらの』ではなく『もりたの』になってしまいました。
監督色が急激に強まり、子供たちは物語の主軸から外れ、全く感情移入できないやくざが出現し、子供たちが自ら見出していくべき道を平然とぺらぺらと語り、命だけでなく物語すら子供から奪っていく。そうして奪い取った物語の時間は監督の考えるリアル、社会性を描くために使われました。
それが良質なものならばまだ救いはあったかもしれませんが、しかしそれは所詮、現実を戯画化した、退屈でつまらないものでしかありませんでした。実世界のリアルと物語のリアルを混同し、巨大怪獣が現れるという突飛もない世界に、十全な現実性を描いていると勘違いして突き進み切った挙句、最も大事な部分を棚上げにしてしまいました。
その結果としての、子供たちの死の何と空疎なことか。あの事実が開陳された後の展開にも関わらず、哲学も思考の突き詰めもとてもではないが足りてはいませんでした。特にキリエやアンコの死の、説得力のなさといったらなかった。
最初のほうでも述べたとおり22話、23話は物語が終盤に差し掛かったためか、これまでの積み重ねもあって何とかものにはなっていましたが、しかし戯画化されたリアルへの執着はそれでも収まることなく、醜悪に綴られていく。そして否応無く訪れる時間切れ。執着をもって描かれたそのリアルは本編に何ら寄与することなく、投げ出されていきました。
必要のないものが必要なものを圧迫し、全てを押し流していった。後に残るものは空疎のみ。一時的な感情の発火点があったとしても、それは今や大きな流れの中に押し流され、見失ってしまう類のものでしかありません。
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繰り返しますが、前半一クールはある程度質のばらつきはあれ、子供たち一人ずつに焦点を絞った話が毎週展開されていきました。その中に盛り込まれた大人の動きや事情といったものも、十分許容範囲ではあったのです。だが後半になって、当てるべき焦点を間違ったため、かなりの部分までこのアニメ全般において、台無しになってしまいました。
もし話が道を失わず、子供たちの物語を一人ずつ丁寧に語り、例え明確な終着駅がなくても、全ての子供たちの死の上に立つ世界を、含蓄深い余韻と共に感じさせてくれたのならば。
神とは言えないまでも、少なくとも良質のアニメとして評価できたのではないかと思います。そういう意味では惜しいな、悔しいなと言わざるを得ません。
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最後に。
ガガガ文庫の小説版が、単純なアニメ版のノベライズと勘違いされて敬遠されることのないよう祈ります。ノベライズは原作への敬愛があり、原作の味に忠実で、しかし書き手の毒と矜持もさりげなく挟み込まれた、良質のメディアミックス作品ですゆえ。私のようにアニメ版でがっくり来た人間でも、こちらのほうは満足できると思います。
2007-09-27 [Thu] トイレに行かない男は七度蘇る [長年日記] この日を編集
_ [近況] ヤンマーニは進化してヤンマー詐欺が誕生した!
うっかりゼノサガエピ3のマーグリス戦動画を観てしまい、戦闘音楽の格好良さにアドレナリンがぎゅんぎゅんし始めました。ヤンマー詐欺! ヤンマー詐欺!
光田康則が抜けた時点で音楽に期待を抱くことはやめたのだけれど、梶浦の底力を舐めていたと言わざるを得ない。しかしそれでも手をつける気がしないのは2のモッコスきゅんきゅんがまだ未プレイなためです。初回限定フィギュアの出来栄え云々は抜きとして、純粋にこれは酷いという評判しか見当たらず、怖くて手をつけられないのでした。
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ぼくらのオルタの三巻は速攻で読み終え、続けてUCを上巻まで読み終えました。オルタは前巻までと打って変わって、どちらかと言えば涙腺破壊系の話で――お前日和見やがったなと思うものの、それでもそこかしこに散りばめられた酷さには、作者歌舞いてるぜとの思いを禁じ得ません。それにしても、なんと綺麗なコダマ! とても原作でテンぱった挙句、あっさり過ぎるほどあっさり退場してしまった子とは思えない頑張りぶりでした。
でもよく考えてみれば確かに、実際の死を前もって体験すれば劇的に変わるであろうキャラであることは示唆されているんですよね。それでもワクといい、原作で最初期に退場していったキャラを深く掘り下げ、再構築してみせる手腕は只事じゃない。
改めて、ノベライズということで単純に忌避せず、読んで欲しい作品だとしみじみ思いました。
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後者は前作『Op.ローズダスト』が福井ガンダムSEEDであったため、ああこの人もマスコミの寵児になっている間、天童病に罹患してしまったか……と危惧したのですが、映画を意識した緻密な舞台描写に骨太の心理描写が冴えていて、今のところ全く危うさを感じられません。上巻ではまだ話が動いてすらもいないのですが、氏の文章を読んでいると自然と、背筋がぴんとなってくるものを感じます。
それにしても興味深いのは、福井氏が宇宙世紀を未来だけじゃなく、過去の方向に拡大させ、明示的にA.D.と繋げたということです。0079から始まり現在までで、ここまで明確に連邦の成立やバックボーンについて述べられた(設定としては以前よりあったかもしれませんが)のは初めてじゃないかな。私が知らないだけかもしれませんが、とまれ――こうした試みがどこへ辿り着くのか、興味深いところではあります。
_ [ネタ][ゲーム] アンテナが低いにも程がある
先週末、まるで若者のように公園飲みを行って帰る途中、閉店後工事中のソフマップゲーム館の前を通ったんですよ。すると広告看板の一つに、ゲームキャラがまんまピンキーのゲームが宣伝されていたのですよ。
これですね。
で、カワユスなあなどと感想を述べ合いながら、その時はまあ軽く流す感じで、このことも記憶の角のほうにいってしまいました。
で今更何故それを思い出したかというと、よく覚えてないんですけどアルトネリコ動画で偶然みとせのりこのタグを見つけてしまいまして。うほっとぽちっと押してみたら、非常に見覚えのあるスナップショットがあったんですよ。
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これOPがみとせだったのか……しかも朗読までするって、それは私に万難を排して買えというのと同義だと思うんですが。
思うんですがっ!
2007-09-28 [Fri] 吉敷刑事なにやってんすかwwww [長年日記] この日を編集
_ [近況] FF4のメインキャラの声優が発表されていた
FF4開発ブログより。
ゴルベーザのCV.鹿賀丈史に黄色ピーマン噴いた。これは偉く渋い『いいですとも!』が訊けそうだ。それは兎も角、パロポロがくぎゅじゃ買わないわけにはいかない気がしてきた。
他のキャラも概ね大御所を集めているのだけれど、セシル役の程嶋しづマって方だけ名前を聞いたことがありませんでした。のでぐぐる様、ぺでぃ様にお伺いを立ててみましたら。
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ペニス! ペニスじゃないか!!
これは漲ってきた!
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と、これでは私がまるで変態なので、ペニス紹介動画貼っておきますね。

